みなさんこんにちは!
歯を守る歯科西新宿五丁目の歯科衛生士の園川です♪
今回はホワイトニングについて書いていこうと思います!
ホワイトニングとは、歯の色を白くするための方法を指します。歯の色が黄ばんだり、汚れが目立つと、外見に対する自信を失うことがあります。ホワイトニングは、そのような悩みを解消するための手段として広く利用されています。ホワイトニングの方法や効果、副作用などについて詳しく説明します。
目次
1. ホワイトニングの概要
ホワイトニングは、歯の表面や内部の着色を取り除き、歯を白くする治療法です。着色の原因としては、食べ物や飲み物による色素の沈着、タバコの煙、加齢などがあります。ホワイトニングには、大きく分けて「歯科医院で行うオフィスホワイトニング」と、自宅で行う「ホームホワイトニング」の2つの方法があります。
○ ホワイトニングの目的
ホワイトニングの主な目的は、歯を白くすることです。単に美しさを追求するだけでなく、口元の印象を良くすることによって、自己肯定感を高め、心理的な健康にも寄与することができます。また、歯の色が白くなることで、若々しく見えると感じる人も多いです。
○ホワイトニングの方法
オフィスホワイトニング(歯科医院で行う)
歯科医院で行うホワイトニングは、専門的な知識と技術を使って行うため、即効性があり、効果も高いと言われています。
○オフィスホワイトニングの流れ
1. 診察:歯科医師が歯の状態を確認し、適切なホワイトニング方法を提案します。
2. 歯のクリーニング:ホワイトニングを始める前に、歯に付着した汚れやプラークを取り除きます。
3. 薬剤の塗布:歯の表面に専用のホワイトニング薬剤を塗布します。この薬剤は、歯の着色を分解して白くする効果があります。
4. 光照射: 薬剤を効果的に作用させるために、特殊な光を照射します。この光が薬剤の効果を高め、ホワイトニングを促進します。照射時間が長ければ長い程、漂白効果が高いとされています。ちなみに当院では15分×2回の計30分照射を行っております。
5. 仕上げ:薬剤が浸透した後、薬剤を取り除きます。
オフィスホワイトニングは、1回の施術で目に見える効果を得やすく、短時間で完了するため、忙しい人にも適しています。
○ホームホワイトニング(自宅で行う)
ホームホワイトニングは、自宅で自分のペースで行う方法です。歯科医師によって処方されたホワイトニングジェルを使い、歯型を取って作成したマウスピースにジェルを入れ、歯に装着して一定時間おく方法です。ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングに比べて効果が出るまで時間がかかりますが、自分のペースで行う事ができます。
ただし、色の上がり方がオフィスホワイトニングと比較してゆったりであるため、自然な白さを目指されている方や、挙式や成人式等で大切なイベントを控えており、早く歯を白くしたいという方には向いていません。一方で、長時間使用より歯の内部にまで薬液が浸透することによりオフィスホワイトニングでの色上がりの限界値以上の白さが目指すことができることがメリットです。誰から見ても美しい真っ白な歯を目指す場合は、オフィスホワイトニングにて自然な白さまで一気に上げた後、ホームホワイトニングを行うと効果的です。
○ホームホワイトニングの流れ
1. 歯科医院での指導:初めに歯科医院で歯型を取り、オーダーメイドのマウスピースを作成します。また、ホワイトニングジェルの使用方法についても指導を受けます。
2. ホワイトニング開始:ジェルをマウスピースに入れ、決められた時間(通常1~2時間)装着します。日々繰り返すことで効果が現れます。
3. 仕上げ:ホワイトニングが終了したら、マウスピースを取り外し、歯を軽く磨きます。
ホームホワイトニングは、時間がかかるものの、オフィスホワイトニングよりも徐々に歯を白くしていくため、後戻りが少ないと言われています。
○ 市販のホワイトニング製品
市販のホワイトニング製品もあります。ホワイトニング歯磨き粉やホワイトニングシートなどが代表的な製品です。しかし、これらの製品は、歯科医院で行うホワイトニングと比較すると、効果が現れるまでに時間がかかり、効果が限られる場合があります。市販製品は日常的なケアとして利用するのが一般的です。
3. ホワイトニングの効果
ホワイトニングの効果は、使用する方法や個人の歯の状態により異なります。一般的には、ホワイトニングを行うことで、歯の色が数段階明るくなり、自然で美しい白さを手に入れることができます。
○色の改善
ホワイトニングは、外的な原因による歯の着色を改善するのに効果的です。例えば、コーヒー、紅茶、ワイン、タバコなどによってついた着色を取り除くことができます。加齢に伴う歯の色の黄ばみや、抗生物質(テトラサイクリン)による歯の着色にも効果が期待できます。
○自信の向上
歯の色が白くなることで、笑顔に自信が持てるようになります。見た目が改善されると、対人関係や仕事、恋愛においてもポジティブな印象を与えることができ、心理的な効果も大きいです。
〇予防歯科的効果
オフィスホワイトニングに限局したお話ですが、虫歯の原因菌の減少、歯質の再石灰化促進、エナメル質の耐酸性向上により虫歯になりにくい歯にする作用など、オフィスホワイトニングによる予防歯科的効果が論文レベルで証明されております。従って、単に白くする為というだけでなく、虫歯になりにくい強い歯にする上でもホワイトニングは効果的とされています。
4,ホワイトニングの副作用
ホワイトニングには副作用がある場合があります。主な副作用には以下があります。
○歯の過敏症
ホワイトニング中、特に初めのうちは歯が敏感になることがあります。冷たいものや熱いものに反応することがありますが、時間が経つと通常は治まります。過敏症がひどくなる前に、歯科医師に相談することが大切です。
○歯肉の炎症
ホワイトニング薬剤が歯茎に触れることで、軽い炎症や痛みを引き起こすことがあります。これも一時的なもので、数日内に収まることがほとんどです。当院では、薬液が歯茎に流れないよう保護剤を必ず使用しております。
○効果の個人差
ホワイトニングの効果は個人差があり、すべての人に同じように効果が現れるわけではありません。特に、内因性の着色(歯の内部の着色)は外的なホワイトニングでは改善しにくいことがあります。
☆ホワイトニングの注意点
ホワイトニングは「歯」の着色有機質を分解・漂白しますので、被せ物や詰め物自体は漂白することができません。他にも、歯の神経が死んでいる場合や神経の治療をしたことがある歯も白くなりにくいです。
★ホワイトニング効果を長持ちさせるには
せっかくホワイトニングをしてもすぐに着色するのであればちょっと考えてしまいますよね。
ホワイトニング後にどう対処するかも『白さの続く期間』を左右する重要なポイントになります。ホワイトニング後は、飲食後のケアも意識すると効果をより長持ちさせることができます。
特に着色成分の含まれる飲食物・嗜好品に注意です。
ステイン(=着色汚れ)の原因となる飲食物といえば、コーヒー・お茶・ワインなどが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。他にも、色の強い食べ物や飲み物は着色成分が多く含まれています。
これらのものを摂取した後、汚れがこびりつく前にすぐに落とすことが『色戻りの防止』に有効です。飲食の直後や、タバコを吸った後などにもお水で口をゆすぐ習慣をつけましょう。
○まとめ
ホワイトニングは、歯を白く美しくするための方法であり、歯科医院で行うオフィスホワイトニングや自宅で行うホームホワイトニングなど、さまざまな方法があります。ホワイトニングによって、歯の色が改善され、見た目が良くなることで自信が向上し、社会的な印象も改善されることがあります。しかし、ホワイトニングには副作用や効果に個人差があるため、十分な知識と正しい方法で行うことが大切です。
歯科医師に相談し、適切な治療を受けることで、安全にホワイトニングを行うことができます。
忘年会など人と会う機会が増えるこの季節、定期健診はもちろん、ホワイトニングも気になっていた!という方は是非ご相談下さい^^