銀歯とセラミックの比較

銀歯とセラミックの比較


みなさん、こんにちは(^^)

歯を守る歯科西新宿五丁目歯科衛生士の伊藤です(^O^)

そろそろ私の名前覚えていただけたでしょうか?^ – ^

最近何について書こうかな〜と毎週悩んでいます…

みなさん聞きたいことやこれについて書いて欲しい!とかもしあれば当院スタッフにお伝えしていただけると私ジャンプして喜びます!!

今回は銀歯とセラミックについてお話ししようと思います!!

まず銀歯とセラミックの違いそれぞれのメリットやデメリットについてお話しします。

銀歯は正式には金銀パラジウム合金と呼ばれる合金です。

銀 約50%

パラジウム 20%

銅 約15%

金 12%

その他 約3%の銀合金です。

みなさん銀歯って劣化するってご存知でしたか?

銀歯の性質としては…

①錆びる

銀が50%含まれているので長年使用していると錆びる現象が起こります。

ハミガキがしにくい歯と歯の間が特に錆びやすいです。

銀歯が錆びると…

錆びる→接着剤が溶ける→隙間ができる→唾液中の細菌が隙間に侵入する→虫歯になる

という経過をたどります。

②変形する

銀歯は硬いですが噛むことで、知らず知らずのうちに変形を起こします。

なぜなら人は1日に1600回噛み、1回の力は50〜60kgもあるからです。

しかも1000日以上も使うことで、徐々にたわんでいき隙間ができます。

長年の噛む力→少しずつ変形→隙間ができる→1億個の細菌が隙間に侵入→虫歯になる

こちらも結果として虫歯になります。

銀歯の平均寿命としては

小さな部分的な銀歯で約6年

被せ物の銀歯で約8年

と言われています。

もちろんその人のお口の中の酸性度合い、ハミガキスキル、噛む力の強さで平均よりも短くなったり、長持ちする方もいます。

もう10年くらいずっと同じ銀歯が入ってる…って方ちょっと要注意ですね

銀歯の下ってどうなっているか見ただけじゃよくわからないことが多いですし、レントゲン写真を撮っても銀歯のところは真っ白に写ってしまうので虫歯かどうかわかりにくいのです。

ですが自分でもこの銀歯危ないかも!とあることをすると気づけます!!

ではここで問題です!

そのあることとはなんでしょーか!?

ヒントはハミガキで絶対やっていただきたいことです!!

5…4…3…2…1…0

はい!タイムアーーーップ!!

正解はフロスをすることです(^^)

フロスを通した時にフロスが引っかかる感じやフロスがほつれたり、切れたりしたところは銀歯がきちんとフィットしていません。

フィットしていない=隙間がある

ということですので先ほど銀歯の性質のところでご説明しましたが、隙間ができるとその隙間に唾液中の細菌が侵入して虫歯になります。

なのでフロスが引っかかったりほつれたりしたらもうすでに銀歯の下が虫歯になっている可能性があります(T_T)

このお話しを聞いてヤバいかも!とヒヤっとした方すぐにスタッフに教えてください!!

たまにフロスすると銀歯とか詰め物外れそうで怖いからあんまりやりたくない

って言われる方いらっしゃるんですけど

フロスで詰め物外れるってことはほぼ付いていないのと同じですし、清掃性がよくないので外れたら外れたでOK⭐

むしろ外れてくれたほうが銀歯外さなくてはいけない時健康な歯を削らなくて済みますしラッキー⭐くらいに思っていただければと思います(^^)

ただ銀歯のメリットも一応あります。

銀歯のメリットは保険適用なのでセレックに比べて安価ということ

そして割れないというメリットがあります。

すでに被せ物が多く入っていて虫歯の心配をされている方もいると思います。

完全に虫歯を防ぐ方法はないのですがポイントとして3つあります。

①歯と歯の間の汚れを歯間ブラシやフロスでキレイにする。

②定期検診で虫歯チェックとクリーニングをする。

③虫歯になりにくい素材で治療する。

読んでいて、ん!?って思ったところありませんか?

③の虫歯になりにくい素材なんてあるの?って思った方多いのではないでしょうか?

実はあるんです!!

それはセラミックです!!

銀歯とセラミックでは虫歯のなりづらさが違います!!

まずセラミックってなんぞや??って思いますよね

セラミックとは陶磁器のことです。

簡単に言うと食器の素材ですね。

セラミックは白いので見た目のメリットだけだと思われがちですが他にもメリットはあります。

〈メリット1〉

虫歯になりにくい

なぜ虫歯になりにくいのか?

①劣化がほとんど起こらない

銀歯は錆びや劣化が原因で虫歯になりやすいと先ほどお伝えしましたが、セラミックは劣化がほとんど起こりません。

②変形しづらい

セラミックは銀歯と違い変形しづらいです。

変形しづらい=隙間が出来にくい

ということになるので銀歯みたいに隙間に細菌が侵入することが少ないです。

③汚れが付きにくい

セラミックは食器と同じ素材なので表面がとてもツルツルしています。

なので汚れが付きにくくまた付いても汚れが落としやすいです。

汚れが付きにくい=汚れが停滞しない

ので虫歯になりにくいのです。

〈メリット2〉

見た目が天然の歯のようにキレイ

セラミックはプラスチックと違って天然の歯と同じ様な光沢感や透明感があります。

セラミックのお皿が何年使っても変色しないように黄ばんだりしません。

〈メリット3〉

アレルギーの心配が無い

銀歯と違って金属アレルギーの心配がなく、身体に優しい材質です。

銀歯に含まれるパラジウムは海外では歯科治療への使用禁止されていたり、妊婦さんや小児には完全に使用が禁止されていたりするくらいです。

メリットをお伝えしましたが、虫歯になりにくいメリットが1番重要です!!

できるだけ歯の神経や1本でも多く歯を残したい方はセラミックがオススメです。

ただデメリットとしては、保険適用外なので値段がちょっとお高めということと

割れるリスクがあるため噛む力が強すぎる方は注意が必要です。

銀歯、セラミックそれぞれメリット、デメリットがありますのでそれを踏まえた上でご自身の部分的な詰め物、被せ物を決めていくと良いでしょう!

たまに最初銀歯にしてお金が貯まってからセラミックにしてもいいですか?

というご質問をいただきます。

もちろん大丈夫です!

ただ銀歯を外す時銀歯の周りの健康な歯も多少削らなくてはいけないため少なからずその歯にはダメージが加わります。

もちろん外す時ドクターサイドも健康な歯を削るのは最小限にしております。

そこだけはご理解いただければと思います。

部分的な詰め物や被せ物をする時銀歯やセラミックについて私たちはみなさんにご説明しますが

え、セラミックがいいけど噛む力強いとセラミック割れるの?私の噛む力ってどうなんだろう…?

と正直わからないですし、自分に合う材質ってわからないですよね。

なので当院はその患者さんに合った被せ物は何かをご説明します。

セラミックと同じくらい汚れが付きにくいもので割れないジルコニアという材質もありますのでそういったのも全てお話しさせていただきます。

◯◯さんには、△△か××がいいと思います!

とその患者さんに合ったものをお伝えして

患者さんご自身で何にするか選んでいただいています(^^)

みなさん色々わからないことがあると思いますので

少しでも疑問に思ったことがあればスタッフに聞いていただれば思います(^O^)

なんでもご相談ください⭐

一緒に解決していきましょう♪

みなさまのご来院心よりお待ちしております(*^^*)