みなさんこんにちは!
歯を守る歯科西新宿五丁目の歯科衛生士の園川です^^
日中はポカポカと暖かく、春を感じる日が増えてきましたね。桜が咲くのが待ち遠しいです^^

最近、口腔ケアや誤嚥性肺炎などのワードを耳にすることはありませんか?
今回は口腔ケアと誤嚥性肺炎の予防について書いていこうと思いますので是非最後までお読みください。
目次
口腔ケアと誤嚥性肺炎予防
高齢者の口腔ケアが「命を守る」と言われる理由
「最近むせることが増えた」
「食事のあとに咳き込むことがある」
「高齢の家族の口腔ケアをどうしたらよいか分からない」
このような相談を、歯科医院ではよく受けます。
高齢になると、飲み込む力(嚥下機能)や咳反射が弱くなり、食べ物や唾液が誤って気管に入る「誤嚥(ごえん)」が起こりやすくなります。その結果として起こるのが誤嚥性肺炎です。
実際、厚生労働省の人口動態統計によると、誤嚥性肺炎による死亡者は年間5万人以上にのぼり、高齢者にとって非常に身近で深刻な病気となっています。
参考:厚生労働省 人口動態統計
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1.html
そして、この誤嚥性肺炎の予防において重要な役割を持つのが、毎日の口腔ケアです。
「歯磨きが肺炎予防につながるの?」と驚かれる方も多いですが、実は口腔ケアは命を守る医療行為のひとつと言われています。
結論から言うと、高齢者の誤嚥性肺炎を防ぐためには、口腔内を清潔に保つことが非常に重要です。
なぜなら、誤嚥性肺炎の多くは口の中の細菌が肺に入り込むことで発症するからです。
つまり、
「口の中をきれいにすること=肺炎を予防すること」
につながるのです。
そのため現在では、歯科医師・歯科衛生士による専門的な口腔ケアは、医療や介護の現場でも重要な予防医療として位置づけられています。

口腔ケアが誤嚥性肺炎を予防できる理由
では、なぜ口腔ケアが誤嚥性肺炎を予防できるのでしょうか。
理由は主に3つあります。
① 口の中には大量の細菌が存在する
人の口の中には数千億個以上の細菌が存在するといわれています。
歯磨きが不十分になると、むし歯菌や歯周病菌が増え、口腔内の細菌数はさらに増加します。
この状態で誤嚥が起きると、細菌が気管や肺に入り込み、肺炎を引き起こします。
特に高齢者では
- 歯周病
- 舌の汚れ(舌苔)
- 入れ歯の汚れ
などにより、細菌が増えやすい環境になります。
② 高齢になると誤嚥が起きやすい
加齢により
- 嚥下機能の低下
- 咳反射の低下
- 唾液量の減少
などが起こり、食事中だけでなく睡眠中にも誤嚥が起こることがあります。
これを「不顕性誤嚥(ふけんせいごえん)」と呼び、本人が気づかないうちに細菌が肺に入り込むこともあります。
③ 口腔ケアは肺炎発症率を下げることが研究で証明されている
介護施設の高齢者を対象とした研究では、
- 毎日の口腔ケア
- 舌清掃
- 歯科専門職によるケア
を行ったグループでは、
肺炎の発症率が大きく減少したことが報告されています。
この研究からも、口腔ケアは誤嚥性肺炎予防に科学的な効果があることが分かっています。
誤嚥性肺炎を予防するためには、毎日のセルフケアと歯科医院での専門ケアの両方が重要です。
誤嚥性肺炎を予防するためのケア
① 毎日のセルフケア
ご家庭では次のポイントを意識しましょう。
- 1日2〜3回の歯磨き
- 舌の清掃(舌ブラシ)
- 入れ歯の清掃
- 食後のうがい
- よく噛んで食べる
また、高齢者では口腔乾燥(ドライマウス)も増えるため、水分補給や口腔体操も効果的です。
② 歯科医院での専門的口腔ケア
歯科医院では
- 歯石除去
- 歯周病治療
- 入れ歯の調整
- 専門的口腔清掃(PMTC)
- 口腔機能の評価
などを行い、口腔内の細菌を減らします。
特に高齢者の場合、歯科衛生士による定期的な口腔ケアが誤嚥性肺炎の予防に大きく役立ちます。
まとめ
誤嚥性肺炎は、高齢者の健康と命に関わる重要な病気です。
しかし、口腔ケアをしっかり行うことで予防できる可能性が高い病気でもあります。
- 毎日の歯磨き
- 舌や入れ歯の清掃
- 歯科医院での定期ケア
これらを続けることで、
「食べる喜び」と「健康な生活」を守ることができます。
ご自身やご家族の健康のためにも、ぜひ口腔ケアを大切にしていきましょう。
歯を守る歯科では、高齢者の方の咀嚼能力を検査を行っております。咀嚼能力が低下している方には、舌・唇・口腔周囲筋を鍛え、嚥下(飲み込み)機能の改善や誤嚥性肺炎予防、鼻呼吸の促進、さらにはほうれい線ケア(リフトアップ)効果が期待できるようなトレーニングも取り入れていますので、是非ご相談くださいね!
ご来院心よりお待ちしておりますm(_ _)m



