みなさんこんにちは!
歯を守る歯科西新宿五丁目の歯科衛生士の園川です^^
いよいよ夏本番ですね!
熱中症には気をつけて、暑い夏を乗り切りたいと思います☆

「最近、食べ物が噛みにくくなった気がする…」 「お茶を飲むとむせることが増えた」 「滑舌が悪くなったと言われた」
このような変化を「年齢のせいだから仕方ない」と思っていませんか?
実は、その小さな変化は「オーラルフレイル」と呼ばれる、お口の機能低下の始まりかもしれません。
オーラルフレイルは、早めに気づいて対策をすれば改善が期待できる状態です。しかし、そのまま放置すると、食事量の低下や低栄養、筋力低下(サルコペニア)、さらには介護が必要になるリスクまで高まることが分かっています。
今回は、オーラルフレイルについて分かりやすく解説し、ご自身でできる予防法や歯科医院でできるサポートについてご紹介します。

オーラルフレイルは「お口の老化のサイン」です。
しかし、早期に発見して適切なケアを始めれば、多くの場合は改善や進行予防が可能です。
「噛みにくい」「飲み込みづらい」「話しにくい」などの症状を感じたら、そのままにせず歯科医院で相談しましょう。
お口の健康を守ることは、健康寿命を延ばすことにもつながります。
オーラルフレイルとは?
オーラルフレイルとは、「健康なお口」と「口腔機能障害」の間にある、軽い口の機能低下の状態を指します。
日本老年歯科医学会では、「お口の黄色信号」と表現しています。
初期には次のような症状が現れます。
- 食べこぼしが増えた
- 少しむせることがある
- 固いものを避けるようになった
- 滑舌が悪くなった
- 口が乾きやすい
- 噛む力が弱くなった
どれも「年齢だから仕方ない」と思われがちな症状ですが、実は体全体の衰えにつながる重要なサインです。
オーラルフレイルが進行するとどうなる?
口の機能が落ちると、
「噛めない」
↓
「柔らかいものばかり食べる」
↓
「たんぱく質や野菜が不足する」
↓
「低栄養」
↓
「筋力低下(サルコペニア)」
↓
「転倒・要介護」
という悪循環に陥ることがあります。
つまり、お口の健康は全身の健康と深く関係しているのです。
オーラルフレイルの原因
原因は一つではありません。
代表的なものは、
- 歯周病
- むし歯
- 歯の喪失
- 合わない入れ歯
- 舌や唇の筋力低下
- 唾液の減少
- 栄養不足
- 会話する機会の減少
などがあります。
特に歯周病は歯を失う大きな原因であり、噛む力の低下につながります。
また、人と話す機会が減ることも、お口の筋肉を使わなくなるため、機能低下を進める原因になります。
オーラルフレイルは早く見つけることが大切
日本歯科医師会でも、「オーラルフレイルは早期発見・早期対応が重要」としています。
初期の段階であれば、
- 噛む力
- 飲み込む力
- 舌の動き
- お口の筋力
などを改善するトレーニングによって、回復が期待できます。
定期検診でお口の機能をチェックしましょう
歯科医院では、
- むし歯
- 歯周病
- 噛み合わせ
- 入れ歯の状態
- お口の清掃状態
だけでなく、「噛む」「飲み込む」「話す」機能も確認できます。
早めに異常を見つけることが、健康寿命を延ばす第一歩です。
お口のトレーニングを取り入れましょう
オーラルフレイル予防には、
- よく噛んで食べる
- 音読や会話を楽しむ
- 舌の体操
- あいうべ体操
- パタカラ体操
などが効果的です。
毎日数分続けるだけでも、お口の筋肉の維持につながります。
栄養状態の確認も重要です
噛みにくくなると、無意識のうちに食事内容が偏り、たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足しやすくなります。
当院では、お口の状態だけでなく、食生活や栄養状態についてのアドバイスも行っています。
★当院では、グルコセンサーを用いた咀嚼能力検査を行っています。
グルコセンサーとは、グルコースを含む専用グミを噛んだ後に溶出したグルコース量を測定し、咀嚼能力(噛む力・噛む効率)を客観的に数値化する検査機器です。
専用のグミゼリーを一定回数噛んでいただき、噛み砕かれたグミから溶け出したグルコース(ブドウ糖)の量を測定することで、「どれくらいしっかり噛めているか」を数値で評価できます。
「以前より噛みにくくなった気がする」「入れ歯が合っているか知りたい」「オーラルフレイルが心配」という方でも、感覚だけでは分からない咀嚼能力を客観的に確認できるのが大きな特徴です。
検査結果をもとに、
- 入れ歯の調整
- 噛み合わせの確認
- お口の筋力トレーニング
- 定期的な経過観察
など、一人ひとりに合ったサポートをご提案します。
オーラルフレイルは、早期発見・早期対応がとても重要です。グルコセンサーによる咀嚼能力の見える化は、お口の機能低下に早く気づき、健康寿命を延ばすための有効な手段の一つです。
歯の治療だけでなく、栄養や生活習慣も含めて総合的にサポートすることが、健康寿命を延ばすために大切です。
まとめ
オーラルフレイルは、「少し噛みにくい」「少しむせる」といった小さな変化から始まります。
その小さなサインを見逃さず、早めに対策することで、将来のフレイルや要介護状態を予防できる可能性があります。
「まだ大丈夫」と思わず、お口の健康を見直してみませんか?
歯を守る歯科では、むし歯や歯周病の治療だけでなく、オーラルフレイルのチェック、お口の機能評価、栄養相談、グルコセンサーを活用した健康サポートまで行っています。
気になる症状がありましたら、どうぞお気軽にご相談くださいm(_ _)m



